今回は機械割について解説します。
はい、地味ですね笑
しかしこの機械割がパチスロというゲームの根幹になる部分で、 これが分かってないと稼ごうにも収支の予測ができないんですよね…
安定してスロットで稼いでいく上では最重要事項といってもいい内容です。
機械割を理解すれば、自分が打つ機種や設定でいくら稼ぐことができるのかを予測できるようになります。
機械割とは?
まず、機械割って何なの?
というところから説明をしていきたいと思います。
今回はこちらのミスタージャグラーの機械割で説明をしていきます。(他機種でも考え方は全く同じです)
設定 | 公表値 |
---|---|
1 | 97.0% |
2 | 98.0% |
3 | 99.8% |
4 | 102.7% |
5 | 105.5% |
6 | 107.3% |
各設定の機械割を見てみると、大体97%くらいから107%くらいの間で分布しています。 恐らくは100%を超えると勝てるというのと、100%を下回ると負けるというのは分かっている方も多いかなと思います。
さらにこの数値が大きいほど勝ちやすくて数値が小さいほど負けやすいです。
計算方法
では具体的に実践でどれぐらいメダルが増減するのかを見ていきます。
せっかくなので、増えた方が嬉しいのでミスタージャグラーの設定6(機械割107.3%)で考えていきたいと思います。
最初に攻略サイトとかでよく見る解説を説明しておきます。
機械割は「獲得した枚数」を「使った枚数」で割ると出てきます。
一方で皆さんは機械割を使って何が知りたいかというと「獲得枚数」ですよね。
式を変形すると、獲得枚数は「使った枚数」×「機械割」と表すことができます。
例えば100回転回したとしましょう。
そうすると使った枚数は、1回転あたり3枚使うので、
100回転×3枚=300枚
となりますね。
機械割は設定6で107.3%なので、比率にするとこれは1.073と表せます。
式に代入すると、
獲得枚数=300枚×1.073=約322枚
と算出できます。
つまりは300枚使って322枚返ってきているので、100回転で22枚のプラスになります。
これが機械割の考え方です。
ここまでで十分理解できたという方は次の章へ飛んでください。
補足説明
よく分からない人のために少し視点を変えて、1000円(50枚)使ったときにどのくらい増えるのかを考えてみます。
まずよくある勘違いとして、1000円の107.3%なんだから、
1000円×1.073=1073円。
つまり1000円でだいたい73円のプラスになるという考えですが、これは大きな間違いで、実際にはもう少し多く返ってくることになります。
投資額に機械割を乗じても獲得額にはならない
まず1000円(50枚)でミスタージャグラーの設定6は平均約43回転回ります。
1回転でメダルは3枚必要なので43回転では129枚必要になります。
43回転×3枚=129枚
ここが機械割のややこしいところで、実際使ったのは50枚ですが、機械割の計算上は129枚使ったことになります。
この79枚が何の差かというと回しているときに引いたリプレイとかブドウで増えた分です。(何も小役を引かなければ43回転も回らないですからね)
この129枚に対して、設定6の機械割1.073を掛けると払い出し枚数は約138枚になります。
129枚×1.073=約138枚
ただし、「投資50枚で138枚出ているので88枚がプラス」とはなりません。
使った枚数は50枚にリプレイとかブドウで増えた枚数を加えて129枚なので、プラス分は9枚(180円)となります。
138枚ー129枚=9枚
つまり43回転回した時に手元に残っているのは最初の50枚から9枚プラスして59枚となります。
これを100回転あたりのプラスに見直すと約22枚のプラスになります。
機械割は期待値
この22枚ってなんで増えてるのっていう話なんですけど、実は主にボーナスで増えてるんですよね
しかし、皆さんご存知の通り実践でぴったり22枚出てくることはないですよね笑
ビッグだったら240枚出てきますしレギュラーでも100枚ぐらい出てきます。
なんで100回転で22枚なのでしょうか?
これは期待値という概念になるのでかなり重要です。
100回転チャレンジ
「ミスタージャグラーの設定6を100回転回す」という試行を何度も繰り返したとします。
以下のように各試行の結果は当然バラバラになります。
- 1回目 -100枚
- 2回目 -122枚
- 3回目 +130枚
- 4回目 -50枚
- 5回目 +20枚
- 6回目 -110枚 ……
この試行を無限に行ったときに収支の平均値を期待値といい、先ほど計算した+22枚になるということです。
機械割とは無限に試行を行った時の平均値である期待値のことです。
打ち方別機械割
今まで説明してきた機械割はメーカー公表のものになりますが、実は、機械割は打ち方を変えることで上昇します。
以下はミスタージャグラーの打ち方別の機械割です。
設定 | 公表値※1 | チェリー狙い時※2 | 完全技術介入時※3 |
---|---|---|---|
1 | 97.0% | 98.09% | 99.50% |
2 | 98.0% | 99.11% | 100.52% |
3 | 99.8% | 100.96% | 102.37% |
4 | 102.7% | 103.84% | 105.24% |
5 | 105.5% | 106.69% | 108.09% |
6 | 107.3% | 108.49% | 109.89% |
まず「メーカーの公表値」は左リールから右リールまで適当に打った時の機械割です。
次に「チェリー狙い時」は左リールにチェリーを常に狙い続け、ペカった時は1BETでボーナスを揃えた場合の機械割です。
そして「完全技術介入時」はさらにベル・ピエロも含む小役を完全に取得した場合の機械割です。(他機種ではブドウ抜きも存在します)
打ち方の詳細は以下の機種ページを参照ください。
適当打ちと比較して、チェリー狙い時は約1%前後、完全技術介入時は約2.5%前後も機械割が上昇します。
メーカー公表値を見て鵜呑みにするんじゃなく実践上機械割がどうなるかをちゃんと把握しておくことが重要です。
どの台を打つにしてもそうなんですけれど、メーカー公表値と実践値の機械割は異なることが多いです。
メーカーはどういう条件で機械割を出しているのかを理解し、自分の実践上の機械割を把握するようにしましょう。
まとめ
今回は「機械割」について説明しました。
次回は機械割を期待時給に換算して収支を予測し、立ち回りに活かす方法を解説します。
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