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【基礎講座】ジャグラーの総回転数と設定推測の関係性

ジャグラー総回転数

今回は「総回転数」についてお話しします。

ジャグラーの台を選ぶ際、まず合算確率に目が行きがちだと思います。

もちろん合算確率を見ることは大切です。

しかし、それと同じくらい、もしくはそれ以上に大事なのが「総回転数」です。

具体的に総回転数が何を意味しているのか、そしてなぜ重要なのかをしっかりと説明できる人は少ないです。

今回は、総回転数を見るべき理由とその役割確率収束との関係について解説していきます。

目次

総回転数の意味

総回転数とはその日朝一から現在までに回されたゲーム数の合計を指します。

ちなみに、1日に回せる限界はだいたい9000回転から10000回転程度です。

総回転数はデータランプに必ず表示されています。

総回転数に関する簡単な問題

合算確率が同じA台とB台の2台があった場合、どちらを打つべきかを考えてみましょう。

どちらも合算確率は1/100で同じです。(同一機種とします)  

A台

  • 総回転数:1000回転
  • BIG:5回
  • REG:5回
  • 合算確率:1/100

B台

  • 総回転数:8000回転
  • BIG:40回
  • REG:40回
  • 合算確率:1/100

合算確率とBIG:REG比率は同じですが、B台の方が圧倒的に良い台になります。

これは総回転数に違いがあるためです。

一例として、この後1000回転回してノーボーナスだった場合、どうなるか考えてみましょう。

ジャグラー総回転数

A台は元々1000回転で、この後1000回転ノーボーナスになると、総回転数は2000回転となります。

このとき合算確率は1/200まで落ちます。  

B台は元々8000回転回されており、そこに1000回転追加されて9000回転になります。

このとき合算確率は1/112.5とほとんど変わりません

この結果が示すのは、総回転数が設定推測の信頼度を示しているということです。

A台とB台の合算確率がどちらも1/100であっても、総回転数が少ないA台は、少し回しただけで合算確率がすぐにブレてしまうため、続けて打つにはリスクが高い台です。

B台は総回転数が多く、少々回しても合算確率がほとんど変わらないため、引き続き打っても安心できる台だと言えます。

総回転数が多い台で高設定に近い確率を示している場合、その確率により推測した設定の信頼度は少々のハマリでは揺るがないということです。

これは設定推測ツールに通した結果としても表れてきます。

以下の推測結果の通り、同じ合算確率だとしても圧倒的に8000回転のB台の方が高設定の可能性が高まります。

A台
B台
  • マイジャグラーV推測結果
  • 設定導入率:設定1から順に50%、20%、10%、10%、7%、3%と想定。

これは少々のハマりでは各種確率は大きく変動しないためです。

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総回転数と確率収束

では、総回転数が多い場合と少ない場合で、どれくらい信頼度が変わるのかを見ていきましょう。

併せて、確率の収束についても説明していきます。

今回もマイジャグラーの設定6(ボーナス合算確率が1/114.6)で解説します。

設定BIGREG合算
11/273.071/409.601/163.84
21/270.811/385.511/159.07
31/266.411/336.081/148.61
41/254.021/289.981/135.40
51/240.061/268.591/126.76
61/229.151/229.151/114.57
マイジャグラーⅤボーナス確率(メーカー公表値)

まず、このグラフは以前の記事で説明した、完全確率に基づく5000回転時の正規分布のグラフです。

ジャグラー総回転数

ジャグラーは完全確率による当たるか外れるかの抽選であるため、一定の回転数を重ねた時、この正規分布のグラフが利用できます。

この5000回転のグラフ(緑の線)に2000回転のもの(青の線)を重ねてみます。

ジャグラー総回転数2

2000回転の方が幅広く頻度が分布していることがわかります。

つまり、2000回転時はまだ確率が大きくブレる可能性があり、信頼度が低いと言えます。

次に8000回転時のグラフ(赤の線)を重ねてみます。

ジャグラー総回転数3

5000回転よりさらに理論値付近に結果が集まっているのがわかります。

つまり、8000回転も回せば確率がブレる可能性は小さくなり、理論値付近の結果になる信頼度が高いと言えます。

2000回転、5000回転、8000回転と回転数を重ねるほど、理論値付近の結果になることが多くなります。

これが「確率の収束」です。

回転数が増えれば増えるほど、設定通りの確率に近づき、ブレが小さくなっていきます。

最終的には、設定6の1/114.6という数値に収束していくため、総回転数が多ければ多いほど、設定推測の信頼度が高くなるということが視覚的にも確認できます。

総回転数と設定推測

先ほど、総回転数が増えるほど、同じ合算確率でも高設定の可能性が高まると解説しました。

なぜそうなるのか、正規分布により設定推測の考え方を紹介します。

設定1と設定6しか存在しないホールを考えてみよう

このグラフは設定6の2000回転時のものに、設定1の正規分布を重ねたものです。

設定6の合算確率は1/114.6で、設定1の合算確率は1/163.8です。

仮に、1/108.7の台があった場合、その台が設定1である確率は低く、設定6である確率が高いと判断できます。

合算確率が6を上回っているので当然ですね。

正規分布で頻度を比較すると、この時点で設定6の可能性は設定1の約4倍となります。(イメージ図の倍率が4倍となってませんがご容赦ください)

次に、5000回転のグラフを見てみましょう。

ジャグラー設定推測2

回転数が増えると、設定1の可能性はさらに低くなり、設定6の可能性が圧倒的に高まります。

この差は約40倍にもなります。

このことから、同じ合算確率でも総回転数が多ければ多いほど、設定推測の信頼度が上がることがわかります。

実際には、設定1から設定6まで6種類の設定があるため、同じ手法で設定推測が可能です。

総回転数を考慮することで、設定推測が非常に有利になるということを覚えておいてください。

なお、ジャグラーの設定推測ツールはすべてこの理論を用いて作成されています。

ちなみに、私は後ヅモ狙いの場合、5000回転を一つの基準にして台を探すようにしています。

それは設定推測の信頼度がある程度高く、いい合算の台を拾いやすいポイントだと考えているためです。

まとめ

総回転数は設定推測の信頼度を表します。

回転数が多ければ多いほど、設定推測の精度が高くなります。

ホールで台を選ぶ際は、合算確率がいい台、そして総回転数が多い台を探すようにしましょう。

回転数が多いほど、合算確率のブレが小さくなり、設定推測の精度が上がっていくのです。

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